コミュニケーション支援

レッツ・チャット存続署名のお願い

 

 脳性麻痺や脳幹出血などの障がい者やALSなどの難病患者のコミュニケーション手段として有効な装置「レッツ・チャット」。

 その製造・販売を手がけてきたファンコム(株)が6月に解散となりました。そのため,機器に関しては製造中止,販売は在庫限りとなりました。

 これまで利用してきた方はもちろん,コミュニケーション手段として必要な方がこれからもでてきます。そこで,親会社のパナソニックに対して存続・支援を求める署名の動きがあります。ぜひご協力ください。

 

 趣意書・署名用紙は下記PDFをご利用ください。職場や団体でご協力いただける方は,

〒631-0845 奈良県奈良市宝来1-2-3

 署名代表 池原惠子 あて まで郵送ください。9月2日まで。

 

皆さんの応援メールなどありましたら,8月27日までに(厳守)

izumi-networ@mail.goo.ne.jp まで署名・送信いただければ署名一覧に加えて提出します。

(個人情報は署名・応援メッセージ以外に使用しません。使用後削除します。※メーリングリストに残してほしい方はその旨メッセージを入れてください。)(管理人)

 

 

 

 

 

署名趣意書・用紙
レッツ・チャット存続署名1.pdf
Adobe Acrobat ドキュメント 146.7 KB

★<ATAC>=Assistive Technology Augmentaitive Communication

 障害のある人や高齢者の自立した生活を助ける電子情報支援技術(e-AT)とコミュニケーション支援技術(AAC)の普及を目的に活動している団体がいくつかあります。

 

☆楽暮(らぼ)プロジェクト

(宮城にAACとATを広める会)

http://www.geocities.jp/rabopj/

 楽暮プロジェクトは,コミュニケーション支援に関する情報交換の場です。障害等のために生ずるコミュニケーションの困難さを技法・技術・道具等を利用して解決するための情報交換を行っています。月例会とイベントを開催し,実践の紹介,セミナー,支援機器の紹介,おもちゃの改造やスイッチの製作会などを行っています。宮城県を中心に活動しています。

 

 

コミュニケーションハンドブック

 平成18年12月に施行されたバリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)では、高齢者と身体障害者に加え、新たに、知的障害、発達障害、精神障害のある方も含む、すべての障害者が対象となることが明確化されました。
 これを受け、国土交通省では、知的障害、発達障害、精神障害のある方が安心して移動や施設利用ができる方策を当事者団体、学識者、関係事業者等からなる委員会で検討し、公共交通機関、商業施設、公共施設等の職員向けの「応対ハンドブック」と「施設整備のポイント集」を作成しました。(国交省HP)

 

「知的障害、発達障害、精神障害のある方とのコミュニケーションハンドブック」

 

「知的障害、発達障害、精神障害のある人のための施設整備のポイント集」 

 

  

 

コミュニケーション技法など

インリアルアプローチ (inter reactive learning and communication)

 inter reactive learning and communication の頭文字をとったもので、「相互に反応しあうことで、学習とコミュニケーションを促進させる」という意味です。

 子どもは言語を獲得してからコミュニケーションについて学ぶのではありません。生まれてすぐに(あるいは胎内にいる時から)始まる「人との相互作用」を通じてコミュニケーションの方法やルールについて、すでに学びはじめているのです。

 このような考え方から、INREALでは子どもとの「やりとり」を大切にし、子どもの自発的な反応を引き出すために、大人がどういった接し方をすればいいかを考えてゆきます。

ともだち
ともだち

マカトン法

 言語やコミュニケーションに問題のある子どものために、英国で開発され、世界の40ケ国で使われている言語指導法です。マカトン法では、音声言語・動作によるサイン・線画シンボルの三つのコミュニケーション様式を同時に用いることを基本とします。
 マカトン法によって、言語理解、音声表出、コミュニケーション意欲の向上がうながされます。理解言語にくらべて表出言語に問題のある場合には特に効果的です。

 マカトン法は、英国のどの養護学校でも使われています。

※→マカトン法協会

 

ALS用の一例
ALS用の一例

コミュニケーション(支援)ボード

 知的障害児・者や自閉症等,文字や話し言葉によるコミュニケーションが難しい方々が,イラストを指差すことで自分の意思を伝えるツールとなる「コミュニケーションボード」。

 シンボル的なものから,イラスト,文字付き,写真カード・・・など様々な種類があります。

 

 ※横浜市では,「お店用」「救急用」「災害用」「鉄道用」・・のボード・カード,チラシを作成して

  ダウンロードできるようにしています。 

  →「セイフティーネットプロジェクト横浜」 ※和歌山県HPでも紹介しています。

 

 ※財団法人明治安田こころの健康財団の参考HP

  →「コミュニケーション支援ボードとは

 

 ※文字盤の例→テンシルのHPより

 

 ※ALS用の例→東北福祉大学水谷先生のHPより

 

 ※携帯筆談器コミュニケーションボード(阿波グローカルネット

手話

The CAT-Kit

The CAT-kit の CAT は Cognitive Affective Training の頭文字で「認知的感情トレーニング」とでもいった意味。主に発達障害の人を対象に開発された,感情認識とコントロールのための学習教材(群)である。自閉症の人の特性にしたがって,目に見えない「感情」というものを,目に見える形で理解できるように工夫されている。

PECS

 PECSの指導は、応用行動分析の指導方法を体系化したピラミッド教育アプローチを基にしています。行動分析学の用語は難しいので初学者に敬遠されがちですが、教育チーム内での共通理解を図る上でも大変重要です。

 

※服巻繁氏の用語解説を引用。

英語

reinforcement

punishment

reinforcer

aversive stimulus

 

従来の用語

強化

正の強化

 

強化子、正の強化子

強化刺激、正の強化刺激、正の結果

嫌悪刺激、罰子

負の強化子、負の結果

ワークショップ内での呼び方

強化

弱化

好子(こうし)

嫌子

 

エラーレス学習(errorless learning):弁別刺激やプロンプトを用いて、なるべく正しい反応だけが生じるようにする指導手続きで、子どもに負荷が少なく効果的。逆に間違い(エラー)をした後訂正する指導法だと子どもにとって非常に嫌悪的であり効果的でない。

個別取り出し型指導(discrete lesson):コミュニケーションの状況や場面、教材を限定し1対1で繰り返し行う集中訓練のこと。ディスクリート学習とも言う。

機会利用型指導(incidental lesson):より自然な生活場面の中でのコミュニケーション機会を利用して訓練を行う方法。コミュニケーションを促すための場面を意図的に設定することもある。

プロンプト(prompt):行動が生じるように、手伝ったり、手助けしたりすること。

遅延プロンプト(delayed prompt):プロンプトを遅らせて本人の自発を待つことで、自発性を促す方法。

フェイディング(fading):プロンプトを段階的になくしてゆくこと。

分化強化(differential reinforcement):ある特定の場面and/or行動を強化し、他の場面and/or行動を強化しないことによって、特定の場面で行動が生起するようにしたり、特定の行動が生起するようにしたりする手続き。DRO、DRA、DRI、DRLなどがある。

シェイピング(shaping):標的とする行動に近い行動を徐々に分化強化することで新しい行動を指導する手続き

刺激性制御(stimulus control):刺激統制とも言う。ある特定の刺激(SD)のもとで行動を強化し、別の刺激(SΔ)のもとで行動を強化しないと、特定の刺激(SD)が手がかりとなって行動を制御するようになる。このSDを弁別刺激(discriminate stimulus)と呼ぶ。

条件性弁別(conditional discrimination):特定の刺激(絵カード)を様々な選択肢の中から選ぶ(コミュニケーション)行動。話しことばやサインなどに比べ、単純な動作(絵カードを取る、指さす、ボタンを押すなど)でコミュニケーションができるので運動機能に障害のある障害児(者)に非常に有効である。

行動連鎖:たくさんの複雑な行動からなる一連の行動のこと。

◇ 連鎖化(chaining):チェイニングとも言う。1つ1つの行動を順番に強化して複雑な行動を形成してゆく手続き。

順行連鎖化(forward chaining):フォワードチェイニングとも言う。行動連鎖の中で、一番最初の行動を強化し、前から後ろに向かって徐々に行動を形成する手続き。

逆行連鎖化(backward chaining):バックワードチェイニングとも言う。行動連鎖の中で、一番最後の行動を強化し、後ろから前に向かって徐々に行動を形成してゆく手続き。

強化(reinforcement):行動を増加させる行動随伴性のこと。

弱化(punishment):行動を減少させる行動随伴性のこと。

好子(こうし。positive reinforcer):正の強化子、強化刺激、R+とも言う。マニュアルで紹介されている好子には以下のようなものがある。

・人的好子(social reinforcer):人の反応や注目、賞賛など人を介して与えられる。その中で、教育場面で使われる承認(「その通り!」など)や点数、評価といったものは教育的好子(educational reinforcer)という。

・物的好子(material reinforcerあるいはtangible reinforcer):個体にとって接近や選択の頻度が高い刺激やアイテム(お菓子、ジュース、玩具など)や活動(外出、散歩、粗大遊具)のこと。

般性好子(generalized reinforcer):どんな状況においても好子としての機能を持つようになったもので、貨幣、トークン、承認や賞賛などがその例。

言語行動(verbal behavior):他者に向けて自発されたもので、同じ言語共同体に属する聞き手を介した環境変化によって獲得、維持される行動。

マンド(mand):スキナーの言語行動論の用語で要求言語行動とも言う。要求や命令などが含まれる。聞き手が提供する直接的好子(お菓子、ジュース、玩具など)によって強化・維持される。たとえば、子どもが「クッキーください」と言って(要求)、先生がクッキー(直接的好子)をあげる場合。

タクト(tact):スキナーの言語行動論の用語で報告言語行動とも言う。報告や記述、説明などが含まれる。聞き手が提供する対人的好子(言語賞賛、うなづき、応答など)によって強化・維持される。たとえば、子どもが「ネコちゃんだ!」と言って(説明)、お母さんが「そうね」と応答する場合。

般化(generalization):ある場面で特定の行動を習得した後、別の場面でも行動が生じたり(刺激般化)、類似した行動へ変化(反応般化)したりすること

スキナー(Skinner, B. F., 1904 - 1990):オペラント条件付けに関する膨大な研究を推進させて、それを行動分析学という学問に体系化させたアメリカの心理学者。